韓国ミュージカル『狂炎ソナタ』を観てきました!
9月の末に韓国のミュージカルスターに急にハマって以来、
初めて本場の韓国ミュージカルを観てきました!!
(日本でですが。)
お話はめたくそ暗いのですが
なんだか観て良かったなと思える作品でした!!
殺人を犯さないと曲がかけない作曲家J、
そのJをそそのかして自分のものにしようとする教授K、
Jの親友でひたすら優しい作曲家S。
そんな3人の物語。
出演者が3人しかいなくて
場面も全く変わらないのに
全く飽きることのない濃密な90分!!
そして生演奏!!
出演者がどういう人かは全く知らないで行ったんですが
韓国での初演のキャストだったようで、
この日はアイドルの出演日ではなかったみたい。
今日だけ出演の方もいらっしゃって・・・
ていうか1回だけ出るって(;゚∀゚)
リハとかどうなってるの!?
前回やってたって言ったって時間経ってるだろうに・・・
すごいなぁ〜!!
それにしても
みんな歌が上手!!!!!
なんなんだろうあの歌の上手さ・・・
そして演技も上手。
あと
ピアノ弾けるんだねみんな!!
3人が3人ともピアノ弾けてすごい。
どんだけリハとか練習とかしてんだ!!
感心します。.:+*:・'☆。、:+*:.
==== ※以下ネタバレします =======================
一番感動したシーンは
殺された(死んでないけど)Sが
ピアノの前に座っているJを後ろから抱きしめて
「曲が完成したら聞きたい」って言って光の中に去ってくとこ。
自分を殺した親友を
ここまで許せる聖人て!!!
(死んでないけど)
なんていいやつなんだS!!!
自分が死んだことで生まれてくる音楽を
聞きたいって思うなんて・・・
。・゚・(ノД`)・゚・。
ま、死んでないんですけど。
しかもその後に
教授Kが殺人なんて大したことない、
偉大な音楽を作ることの方が大切だ!
完成させろ!
っていうんだけど
さっきの
Sのやさしさと
Kのこの脅迫に悶え苦しむJの姿に
涙が・・・
・゚゚・(´Д⊂ヽ
Jの才能がない故の葛藤とか苦しみとか
殺人を犯していい曲がかけてからの成功の喜びとか
色々考えると
なんだか可哀想でねぇ・・・
最後も自分の殺人、
自殺でソナタの完成となるんだけど
どうにかならんかったのかな〜って・・・
いや、どうにもならなかったよね( i _ i )
部屋にSを殺すために呼んで
Sがピアノを弾くとこ、
あーもう最高。.:+*:・'☆。、:+*:.
あの展開はいいな〜
今から殺そうとしてる友人が
自分の曲を褒める。
いい曲だよって。
で一緒に弾こう♪って連弾。
あそこすごい好きな展開だ(T ^ T)
んーまぁ、
結局は刺しちゃうんですけど・・・(´・ω・`)
Σ( ̄□ ̄; ) ガーン
あんなに素晴らしい友人がいても
一度心が曇ってしまったらダメなんだなぁ(´・ω・`)
でも殺しきれなかったところに
良心のかけらが残っていたんだろうな。
あの辺りのJの心の揺らぎがたまらなかった。
ここでSが弾いた曲、
すごく好きだー!!!!
その後も何度もBGMとして流れるんだけど
流れるたびに涙が・・・
韓国ドラマ見てるみたい!
いいシーンになるとお決まりの曲が流れて
自然に感動してしまうこの流れ!!!
CDがあったら買ってしまっていたかもしれん・・・
ていうかね、
Jが賞を獲った曲、
Sからパクった曲だったっていうのもビックリでしたわ(^_^;A
それを
「何とも思ってないよっっ(*´∀`*)」
って言えるS。
仏か!!!
殺人によってできる素晴らしい曲って
やっぱり興味そそられるわなぁー。
後々すごく話題になりそうじゃない?
これが中世だったら
当時はざわざわするけど
後世には「素晴らしい曲」として浸透してたりして・・・。
なんか
美しい桜の咲く木の下には
死体が埋まってる。
っていう感覚と似てるわね。
今回だけ出演だった
オリジナルキャストのパク・ハングンさん。
カーテンコールの時に
すごく天を仰いでて何でだろうって思ったら
最初のプロデューサーの方が亡くなったそうで
きっとそれだったんだろうな。
挨拶しながら涙が溢れてて
それ見たらこっちも泣いちゃうんだよぉ・゚゚・(´Д⊂ヽ
最後にプロデューサーの方に捧げる曲が演奏されて
とても素敵でした。
というわけで
初めて見た韓国ミュージカルはとても良かったです.:゚+
お話も、キャストも!!
釜山でフランケンシュタイン見る前に
向こうの風を感じられて良かったです〜(*´∀`*)
それと同時に
予習はしたものの韓国語で理解できるかどうか
不安にもなりました(^_^;A